『だから俺はアンチと結婚した』第7話 天使と悪魔
第7話 あらすじ
迷子になったグニョンをフジュンが探し出し、無事にホテルに帰った2人。ところが、台風接近により飛行機の本数が規制されてしまう状況に。テレビ局組が先にソウルに戻り、グニョン、フジュン、マネージャーは翌日の飛行機で戻ることになる。その間、フジュンは父親と同じ大学だった知人宅に訪問するが、彼も父親の行方がわからず、父親探しの大きな手がかりは掴めないまま。
また、同じく沖縄に来ているジェジュンは、フジュンに自分の事務所に誘い、すべて自分のもとに置いて“丸く収めよう”としている。フジュンの答えは同じで、相変わらず歩み寄れない関係は続く。また、父親探しをしているフジュンの後をつけていたジェジュンは、何かを企んでいるようだった。
翌日、グニョンたちがソウルに到着すると、空港には多くの報道陣とフジュンのファンが押し寄せていた。『だから俺はアンチと結婚した』の初回放送後で、バッシングの嵐がグニョンを襲う。そんな中でも、番組撮影を投げ出すわけにはいグニョンは、精神的に追い詰められる。落ち込むグニョンにフジュンはどんな言葉をかけるのか、フジュンの行動に釘付けになる第7話となった。
第7話 ヨシンとレビュー!
天使フジュンと悪魔グニョン。
(以下ネタバレあり。)
泣いて、怒って、拒否して、ほっこり
オープニング曲も変わり、いよいよ後半戦突入しましたね。グニョンを見つけたフジュンが「だから俺に集中しろって言ったろ」と言うと、Baby you〜♪OSTが流れます。ラブストーリーはまだ始まっていないのに、この切なさは何でしょう。次にこの曲を聞く時は、もっと切ないシーンになる予感がそう思わせるのでしょうか。ちなみに、見つけてくれたフジュンに対して、グニョンは泣いて、怒って、拒否してましたね。拒否は予想外でしたが、2人らしくて微笑ましい場面でした。
こちらがBaby you〜♪OST↓↓
突っ込みどころ満載な入浴シーン
父親の手がかりが掴めず、もの思いにふけるフジュンはグニョンをガン無視し、ホテルの温泉で2人きりになっても黙ったまま。しかも、浴衣を着て湯船に入るスタイル。温泉にゆで卵を持ち込むグニョンにも“ゆで卵日本に来てまで食べるんかい“と一句読んでしまいました。ツッコみたくなる演出が多いのも、面白さの理由。
さて、40分後に口を開いたフジュンは“恨み”について話し出します。父親に捨てられ、恨む時間さえなかったフジュンは、今になって父親を“恨み”探しています。すべてを捨ててきたフジュンだからこそ“恨む”ことで、父親との関係を繋いでいたいのかもしれません。フジュンが遅れて来た反抗期の青年になった時は、背中を押してくれるグニョン。今回は「これもまた過ぎる」とフジュンの硬くなっていた心を温泉とともにほぐしてくれたのではないでしょうか。
溺れたくないなら、しばらく待て
『だから俺はアンチと結婚した』の初回放送では、グニョンがイタズラで飲用水にビタミン剤を入れたことが殺人未遂と非難され、リアリティー番組の怖さが描かれていました。グニョンの母親は「いわれもしない誹謗中傷を受けて、ひとりで我慢することじゃない」と涙ながらに心配し、同じように声をかけたくなる場面に。それでも最後まで諦めないグニョンを私たちは見守るしかないのでしょう。
外出も難しくなったグニョンのもとにフジュンがやってきます。落ち込むグニョンにいろんな言葉をかけて慰めますが、いまいち心に響きません。目の前で起きていることが、自分の責任だとわかっているグニョンに、“しばらく待つ”ことを教えてくれたフジュン。自分で水の中に入ったなら、溺れないようにじっと待ち、足が付いたら蹴り上げろということ。さらに「これもまた過ぎる」とグニョンからもらった言葉を返します。誰からも応援されないグニョンの隣にいてくれたフジュンの行動が、グニョンの大きな支えとなったはず。
バッシングの嵐の中で
どんなに気分が落ちても撮影の日はやってくる。しかも、街中を散策デートする企画で、ファンに囲まれながらの撮影が始まります。そこで、フジュンは路上ライブに飛び入り参加して歌うことに。フジュンを見つめるグニョンの眼差しが、次第に柔らかくなっていくことを感じます。2人は手を繋いでその場から逃げ出して隠れるていると降り出した雨。フジュンは上着を脱ぐと、上着を傘がわりにグニョンと一緒に雨の中を駆け出すのでした。韓国ドラマあるあるシーンですが、絶対に濡れるとわかっていても、この人と一緒なら雨の中に飛び出してしまうくらい楽しい、これは恋の始まり...?!
出会ってからのスピード感に対して、2人の距離はゆっくりすぎるほど進展はなかったけど、確実に距離が縮まっていることを感じた第7話。次回からは2人の関係が一気に動きそうで、何が起きるのか楽しみと心配が半々な中途半端なメンタルで挑みたい
と思います。